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名称 猿投神社のスギ (さなげじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 500年以上(注1)
所在地の地名 愛知県豊田市猿投町大城
〃 3次メッシュコード 5237−61−04
〃 緯度・経度 北緯35度10分26秒
東経137度10分39秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年12月8日
注1)豊田市作成の「豊田の名木」一覧表による
豊田市の中心部から北に約13km、瀬戸市の中心部からは東に約7km、標高629mの猿投山(さなげやま)がある。景行天皇(在位71〜130)の第一皇子大碓命(おおうすのみこと)の墓があるとされる山である。
猿投神社は猿投山の南麓。その大碓命を主祭神とする。
大碓命は小碓命(おうすのみこと=日本武尊)と双子の兄。神社の案内板によれば、双子の場合、一方が右利き、他方が左利きとなるとする伝承があるようで、大碓命は左利きだったとか。
「日本書紀」に、東征することを厭った大碓命が美濃国に封ぜられたというようなことが書かれているらしい。猿投神社の由緒記には、大碓命は、猿投山中で毒蛇に噛まれて亡くなった旨が記されているという。
東征を嫌って朝廷からは疎まれた大碓命だが、地元では、開拓を進めた恩人とされているようだ。大碓命が左利きだったことに因み、猿投神社には、左鎌を奉納する慣わしがある。(大部分は実物の鎌でなく、絵馬に描かれた鎌だが)
大杉の話が遅くなった。
「豊田の名木」指定を受けたスギは、参道の途中、右手。神馬像の少し手前に立っている。
この他にも、目通り3m超の所謂巨樹が散見されるが、このスギだけ、特に大きい。
「豊田の名木」は、どれにも近くに樹名板があって、個体確認がし易い。この大杉は「名木指定第4号」である。 |
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