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名称 桜井神社のクスノキ (さくらいじんじゃのくすのき) 名称の典拠 なし 樹種 クスノキ 樹高 28m(注1) 目通り幹囲 6.0m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 福岡県糸島市志摩桜井(注2) 〃 3次メッシュコード 5030−31−45 〃 緯度・経度 北緯33度37分39.0秒 東経130度11分30.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2015年4月2日 注2)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は糸島郡志摩町 県道567号(桜井太郎丸線)「桜井」バス停の近くから北に800mほど入った所に桜井神社がある。 最初の社殿建立は寛永9年(1632)。福岡藩主黒田忠之(くろだただゆき)の援助で創建されたようだ。案内板によると、明治以前は「与止妃大明神(よどひめだいみょうじん)」と呼ばれていたそうだから、与止日女命(よどひめのみこと)を祭神とするかと思えば、同社の公式サイトでは、神直日神(かむなおひのかみ)、大直日神(おおなおひのかみ)・八十枉津日神(やそまがつひのかみ)の3柱ほかが祭神だとある。明治になって桜井神社と改称された際、祭神も変わったのだろうか? 南西に150mほど離れて、桜井大神宮がある。こちらの創立は少し早く、寛永2年(1625)。神宮(伊勢神宮)の内宮・外宮の分霊を祀っている。 左図のクスノキは、桜井神社と大神宮を結ぶ道の途中。(道の入口に「御神木」の石柱あり) 大きさもさることながら、根の姿が力強い。 道より一段高い位置にクスノキが植えられたため、根を道路側に伸ばそうとしても、空を掴む形になってしまう。従って、根は必然的に道の縁に沿って伸びるほかない。 クスノキにしてみれば、やむを得ずこのように根を伸ばしたわけだが、今になってみれば、その姿がかえって力強さを増しているように見えるのだから、面白いものである。 |
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