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名称 桜橋稲荷神社の大クス
(さくらばしいなりじんじゃのおおくす)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 31m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県静岡市清水区桜橋町
〃 3次メッシュコード 5238−43−18
〃 緯度・経度 北緯35度00分48.5秒
東経138度28分37.7秒
静岡市指定天然記念物(1979年11月29日指定)
撮影年月日 2020年3月15日
注1)天然記念物指定名称は単に「大クス」。それでは他と区別できないので、地名と神社名を冠した
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
静岡鉄道桜橋駅のすぐ北に、稲荷神社が鎮座する。
神社庁への登録名称は稲荷神社だが、ここではむしろ文殊信仰が優勢らしく、案内板には文殊稲荷神社と書いてある。さらに、額には「文珠社」、氏子会は「文珠神社氏子会」とある上、信仰を勧める文章の中には「文珠様は智恵と金徳の神です」とあって、念が入っている。(殊と珠の文字についてはそのまま転記)
文殊さまは、本来が仏教の教えに登場する菩薩なのだが、ここでは神様になっている。神仏習合時代からずっと引き継いできた信仰と思われる。
拝殿に向かって左手に大クスが立つ。
これだけの大クスなら、境内全部を覆うほどの大きな樹冠を戴いてもおかしくないのだが、実際の姿は大きく切り詰められている。激しい気象災害が日常化する昨今、繁華な市街地に立つ巨木としては仕方が無いのだろうが、一方で寂しい気持ちも禁じ得ない。
素人目ではあるが、樹勢が弱っているように見えるのが気になる。 |
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