ページタイトル:坂下の十二本ヒノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:坂下の十二本ヒノキ 名称 坂下の十二本ヒノキ
    (さこれのじゅうにほんひのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヒノキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岐阜県下呂市小坂町坂下(おさかちょうさこれ)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5337−72−20
 〃 緯度・経度 北緯35度56分31.4秒
           東経137度15分18.7秒
岐阜県指定天然記念物(1970年12月12日指定)
撮影年月日 2021年11月4日

注1)合併前の旧小坂町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)2004年3月1日、益田郡内の4町1村が合併して下呂市誕生。旧行政区は益田郡小坂町





 これまで何度も近くを通っていながら、訪問を先延ばしにしてきたヒノキである。
 最初の頃は場所やルートがよく分からなかったからだが、その後は、いくらも歩かないで済むことやルートの詳細も知っていたのに、「訪ねようと思ったら、いつでも行ける」と、この日まで訪ねることをしなかった。美味そうな食べ物を後回しにするような心境もあったかも知れない。
 そんなとき、コロナ禍で行動範囲が限られたことがちょうどよい契機になった。
 十二本ヒノキへのルートは2つ。私は東側からヒノキに向かった。(西からのルートは神明神社近くに起点がある)
 国道からの分かれ道の入口には、街灯の柱の根元に「十二本ヒノキ」の案内柱があるのだが、ちょっと見つけ難いかも知れない(脇見運転注意)。そこから南に入って50mほど、右側に二つ目の案内柱が出ている。(そこから後は「少し大きめの画像」でご確認を)
 樹姿は左図のとおり。岩の間から横に出た幹が突然10本余りに分岐し、そのあとはほぼ真っ直ぐ伸びている。この姿に、人智の及ばぬ何者かのただならぬ意志を感じた村人は、伐ることをせず、根元に祠を造って畏敬の対象とした。そういうことではないだろうか。
 案内板によれば、このヒノキは「おヒノキ様」と呼ばれ、前述の神明神社の御旅所とされているそうである。
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