ページタイトル:鮭神社の夫婦クス 当サイトのシンボル

画像:鮭神社の夫婦クス_1
 境内平面上の姿


画像:鮭神社の夫婦クス_2
 外の道路から見た姿
名称 鮭神社の夫婦クス (さけじんじゃのめおとくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 伝承750年(注2)
所在地の地名 福岡県嘉麻市大隈(注3)
 〃 3次メッシュコード 5030−26−40
 〃 緯度・経度 北緯33度32分14.0秒
           東経130度45分27.0秒
嘉麻市指定天然記念物(1980年3月8日指定)
撮影年月日 2011年7月29日

注1)嘉麻市教育委員会が設置(設置年月不詳だが、市町村合併後に設置されたと思われる)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2006年3月27日、1市3町が合併して嘉麻市誕生。旧行政区は嘉穂郡嘉穂町





 嘉穂総合高等学校から南東に約1.9m。国道211号から少し北に入ったところに鮭神社が鎮座する。(国道脇に案内表示あり)
 祭神は彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)、□(「盧」の右に「鳥」)□(「滋」からサンズイを除いたもの)の右に「鳥」)草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の3柱。
 前2柱は、海幸山幸の話に出てくる山幸彦とその妻(海神の娘)。もう1柱はその子で、神武天皇の父となった神である。
 内陸の川に生まれ、海で大きく育って戻ってくる鮭の一生が、山幸彦の神話と符合する。そのように考えられて鮭神社が創建されたのだろうか(当否は不明)。
 サケが産卵するのは北国の川ばかりではない。九州の川にだって遡上することがある。遠賀川にもサケが来たのだろう。境内には古い「□(「魚」偏に「厥」)塔」跡がある。また、「説曰為海神使毎年鮭来此處」と刻まれた石塔もある。
 クスノキの話が遅くなった。
 社殿前から見た姿が上図。「夫婦」が仲良く並んでいる。6.4mは太い方のみのデータだ。こちらがいわば「夫」だろうか。
 下図は境外の道路から見た姿。ご覧のように、両者はしっかり結びついている。まるで1本の木。
 データ以上の大きさを感じさせてくれるクスノキである。
 
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