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名称 酒谷のオロチカツラ
(さけだにのおろちかつら)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 カツラ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 9.9m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 島根県邑智郡美郷町酒谷(注3)
〃 3次メッシュコード 5232−45−56
〃 緯度・経度 北緯35度02分58.4秒
東経132度41分55.7秒
島根県指定天然記念物(2013年4月9日指定)
撮影年月日 2016年3月29日
注1)2013年3月20日に沢谷地域連合自治会が設置した案内板では「酒谷のカツラ」となっている
注2)上記案内板による
注3)2004年10月1日、邑智町と大和村が合併して美郷町誕生。旧行政区は邑智郡邑智町
国道375号浜原トンネル東口付近から、県道166号(邑智赤来線)を沢谷川上流に向かって走る。オロチカツラの酒谷までは国道分岐から10km弱。
オロチカツラは、県道の北。沢谷川の川原に立っている。上半身が水田越しに見えているので、カツラを見慣れた人には、車窓からもはっきりわかる。(脇見運転注意)
車を置いて近づくと、川床に降りる階段が設置してあった。工事現場で見るような、鉄パイプ製の頑丈な階段である。手すりもある。これなら安心して下りられる。感謝。
カツラは、川岸の急斜面に根を下ろしていた。幹が少しだけ川の方に斜めに伸び、そこから上に向かって立ち上がっている。まるで、八岐大蛇(やまたのおろち)が一斉に鎌首をもたげたようだ、ということでオロチカツラと名付けられたのだろう。(案内板には「酒に酔い舞うヤマタノオロチを連想させる」とあった)
雄株のカツラで、初春、葉が出る前に、小さな花が密に咲いて、樹冠をピンク色の霞がかかったように彩る。
私が訪ねたときは、満開にはちょっと早いようだったが、それでも十分に美しかった。 |
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