ページタイトル:逆杖のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:逆杖のイチョウ

画像:逆杖のイチョウ(遠景)
名称 逆杖のイチョウ (さかづえのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 11.0m(注2)
推定樹齢 伝承700年
所在地の地名 愛媛県北宇和郡松野町蕨生奥内
 〃 3次メッシュコード 4932−66−80
 〃 緯度・経度 北緯33度14分40.9秒
           東経132度45分01.1秒
愛媛県指定天然記念物(1950年10月10日指定)
撮影年月日 2013年5月14日

注1)「逆杖」の読み方について、県のホームページでは「さかつえ」、現地の案内板では「さかづえ」となっている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 国道381号は、松野町内では、ほぼ広見川沿いに走っている。JR予土線もそうだ。
 逆杖のイチョウに会いに行くには、JR真土(まつち)駅のあたりで国道と別れ、広見川支流の奥の川に沿って、県道106号(十和吉野線)を北東に向かう。
 県道を約3km、本村バス停で左折。奥の川支流の谷を遡って行くと、前方に左下図のような姿が見えてくる。
 イチョウが立つのは奥内薬師堂の境内。案内板によれば、薬師堂は、南に1.5kmほど離れた真言宗寿福山妙楽寺に所属するらしい。延宝9年(1681)に編纂された「吉田古記」に「楳(うめ)の薬師堂」として掲載され、三角という名の山伏が守っていたと記されているそうである。
 イチョウは、大小のひこばえが生長して、それらが一体となってまっすぐ伸びている。その行儀良さは、まるでカツラのよう。
 弘法大師が持参した杖が根付いたとする伝承があり、それが「逆杖のイチョウ」の名の由来だという。
 空海(弘法大師)が没したのは西暦835年。伝承樹齢とは一致しないが、何かにつけ弘法大師が出てくるのは、さすが四国ならではと思われる。
 
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