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名称 坂上のカツラ (さかうえのかつら) 名称の典拠 天然記念物指定名称 樹種 カツラ 樹高 不明 目通り幹囲 14.5m(注1) これは根回り 推定樹齢 600年(注1) 所在地の地名 富山県南砺市利賀村坂上東山(注2) 〃 3次メッシュコード 5437−50−01 〃 緯度・経度 北緯36度25分34.6秒 東経137度01分08.4秒 南砺市指定天然記念物(1992年8月1日指定) 撮影年月日 2021年5月30日 注2))2004年11月1日、東礪波郡と西礪波郡の合わせて8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は東礪波郡利賀村 旧利賀村を利賀川(とががわ)と百瀬川(ももせがわ)が3kmほどの距離を置いてほぼ平行に北上する。20kmほど並走したあとで、牛岳(うしだけ、987m)に行く手を阻まれた利賀川は西寄りに向きを変えて庄川(しょうがわ)に合流し、牛岳東麓を抜けた百瀬川は名前を変えたり合流を繰り返したりして、最後は本流の神通川(じんづうかわ)に合流する。 「坂上のカツラ」は並走部分のなかほど、利賀川沿いの坂上(今の名前は利賀村坂上)と百瀬川沿いの上百瀬(今の名前は利賀村上百瀬)を結ぶ山越えの道の東側樹林内。(グーグル地図で「坂上のカツラ」を検索すると位置が表示される) 道路からカツラまでは60mほど。小道を歩き始めるとすぐに奥の方にカツラの姿が見える。 カツラは4株の集合体だった。そのうちの2株は横に連理していて、別の2株は根が繋がっている。中央部が抜けているため、見る角度によって全体が一体に見えたり、ばらばらに見えたりする。 もしかしたら1本の大カツラが倒れた後、残された蘖(ひこばえ)が育って今の姿になったのかも知れない。そうだとしたら、親カツラが倒れたのはずいぶん昔のことだったと思われる。 カツラの根元に小さな湧水があった。 カツラと流水の組み合わせは各所に見られる。カツラと泉もそうだ。 ここ南砺地方では、カツラと湧水の組み合わせが特に多いように思われる。 |
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