ページタイトル:さかさ桂 当サイトのシンボルマーク

画像:さかさ桂(幹と並ぶ) 名称 さかさ桂 (さかさかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.9m(注2)
推定樹齢 200年余(注2)
所在地の地名 岩手県岩手郡葛巻町葛巻(内安孫)
 〃 3次メッシュコード 
 〃 緯度・経度 北緯40度04分22.2秒
           東経141度22分30.0秒
葛巻町指定天然記念物(1987年7月21日指定)(注3)
撮影年月日 2017年5月11日

注1)1994年2月に葛巻町教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)葛巻町公式ウェブサイト中の「指定文化財一覧」による。案内板は指定日を1975年9月1日としている





 葛巻町の天然記念物はところどころに案内表示が出ていて、訪ねる者にとってはとても有り難い。人里離れた草原に立つこのカツラもその例に漏れない。
 国道281号沿いの田代から県道15号(一戸葛巻線)に入って、馬淵川(まべちがわ)の谷を道なりに約3.3km。安孫川(やすまごがわ)の合流点付近に「さかさ桂」の案内表示が出ていた。
 「少し大きめの画像」をご覧いただければお分かりと思うが、草原に立つカツラである。生長した蘖(ひこばえ)に囲まれて千本桂のような姿であるが、まだ第一世代の主幹が残っている。樹齢は比較的若いのだろう。形の整った美しい樹冠を戴いている。
 案内板によると、昔、ここを離れざるをえなくなった住人が飼っていたニワトリをここに埋めたという話が伝わっているらしい。
 話の内容が不自然な感じもしなくはないが、もしかしたら、人々の憐憫の情に訴えることで、このカツラの伐採を思いとどまってくれるよう願って作られた創作伝説なのかも知れない。
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