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名称 酒室神社のケヤキ
(さかむろじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県茅野市宮川坂室
〃 3次メッシュコード 5338−71−73
〃 緯度・経度 北緯35度58分51秒
東経138度09分57秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年7月16日
注1)2000年に環境省が実施したフォローアップ調査による
宮川右岸、国道20号の坂室信号から東に入ってすぐ、国道とJR中央本線の間に酒室神社が鎮座している。
祭神は酒解子之神(さけとくねのかみ)。ここは御射山(みさやま)祭の際に濁酒を造り、山の神に捧げる前夜祭を行った地である。昭和44年(1969)11月1日には、茅野市指定史跡とされた。
その祭の一つ、旧暦7月26日に行われた穂屋の祭では、諸国から多くの武士が集まり、的矢、流鏑馬(やぶさめ)、角力(すもう)などが催された。見物客目当てに芸人も集まり、露店も出て、槍隊が警護にあたるほどの賑わいだったらしい(茅野市教育委員会が設置した案内板による)。
その流れを引く祭が、今も8月26日に行われているということである。
普段の日の境内はごく静かだ。
訪問時には誰もいなかった。近くの国道を走る車の音は聞こえるのだが、それだけ。
境内には子供の遊具なども設置されている。地域の憩いの場として親しまれているのだろう。
大ケヤキは社殿に向かって右手奥。特別扱いはされていないようだ。
ごく普通な顔をして、静かに立っていた。 |
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