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名称 台場公園の黒松 (だいばこうえんのくろまつ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クロマツ 樹高 17m(注2) 目通り幹囲 3.7m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 鳥取県境港市花町 〃 3次メッシュコード 5333−21−59 〃 緯度・経度 北緯35度32分46.2秒 東経133度14分33.6秒 境港市指定天然記念物(2011年9月1日指定)(注3) 撮影年月日 2024年9月5日 注2)「今日もおでかけ」ブログによる 注3)案内板の図や説明から受ける印象では、指定されたのは左図の1本だけではなさそうだ。公園内に立つクロマツはすべて天然記念物だと考えてよいのだろうか? 今は埋め立てによって海岸線が変わってしまったが、かつては境水道大橋が架かるあたりが境水道の出口だった。 江戸時代末期、黒船の到来で、幕府や海に面した藩は危機感を強くし、防衛のため、海岸の要所に砲台の建設を急いだ。 鳥取藩もその例に漏れず、文久3年(1863)から元治元年(1864)にかけて9ヶ所の砲台場を築く。ここ境台場はその一つで、海に向かって12門の大砲が睨みをきかせ、境水道の入口を守っていたという。 それから150年以上を経たが、海側の前面土塁と陸側の後背土塁、土塁の中の広場が今も残り、国の史跡指定を受けている。(史跡は台場公園として一般公開されている) 左図のクロマツは、台場公園の南入口のすぐ近く、後背土塁の上に立つ。(近くにトイレがあるので、それを目印にしてもよい) 球状の樹冠を戴いている。人為的に作った樹形でなく、思うままに枝を伸ばしてマツ自らが作った自然樹形であるが、これも悪くない。 樹勢も良さそうだ。 案内板によると「連理の松」と呼ばれているらしいのだが、どの部分が連理なのかわからなかった。(幹が別れるところで一部不自然な形に見える部分がそうなのだろうか?) |
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