ページタイトル:西慶寺のヤマモミジ サイトのシンボル

画像:西慶寺のヤマモミジ(幹と並ぶ) 名称 西慶寺のヤマモミジ
    (さいきょうじのやまもみじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イロハモミジ?(注2)
樹高 15m(注3)
目通り幹囲 5.3m(注3)
推定樹齢 500年(注4)
所在地の地名 石川県輪島市門前町谷口
 
〃 3次メッシュコード 
          5536−76−45
 
〃 緯度・経度 
          北緯37度17分18.2秒
          東経136度48分48.5秒
石川県指定天然記念物(2005年8月16日指定)
撮影年月日 2007年11月18日
画像:西慶寺のヤマモミジ(降り敷いた葉)

画像:西慶寺のヤマモミジ
注1)石川県教育委員会と輪島市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)天然記念物指定名称はヤマモミジだが、イロハモミジではないかと思われる
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注4)上記案内板による





 総持寺祖院近くの旧門前町役場から、八ヶ川に沿って東へ5km弱。西慶寺は山間の寺である。
 紅葉真っ盛りの時期を狙って訪れた。
 目通り5m超のデータから、すっかり縮んでしまった老体を想像していたが、見事に裏切られた。
 2幹に分かれているとはいえ、この立派な姿はどうだろう。大枝の多くが健全で、しかも未だ次々と若枝を伸ばしている。よほどこの土地、この寺が気に入ったようだ。
 堂々たる体躯に比べ、葉はむしろ小振りである。いったい、全部で何枚の葉をつけるのだろうか。まさに造化の妙と言うべし。
 奥様も若奥様も、働き者で明朗かつ親切な方で、モミジの美しさ以上に感激した。なるほど、このお寺だからこそ、モミジもこんなに元気がいいんだ、と納得。
 その若奥様の話では、昨日が最高だったとか。夜来の風雨(雹まで降ったとか)で、すっかり葉が落ちてしまったとのこと。新潟県から見に来たことを知って、自分のことのように残念がって下さった。
 このモミジは、葉の色が緑から黄、そして赤に変わる。グラデーションが美しい。
 枝に残っている葉は黄が多く、地面に降り敷いた葉は赤が多い。
 地に降りた葉に、できたらもう1日だけ樹上に残っていてほしかったが、欲を言えばきりがない。
 雨交じりの寒い日に、ここだけほんのり明らんでいるように思え、私にはそれでもう十分だった。
 
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