ページタイトル:宰郷のケヤキ サイトのシンボル

画像:宰郷のケヤキ

画像:宰郷のケヤキ(屋根越しに樹冠を見る)
名称 宰郷のケヤキ (さいごうのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 伝承650年(注2)
所在地の地名 岩手県盛岡市上太田細工
 
〃 3次メッシュコード 5941−40−26
 
〃 緯度・経度 北緯39度41分36.0秒
           東経141度04分43.4秒
盛岡市指定天然記念物(1972年11月22日指定)
撮影年月日 2008年8月4日

注1)2002年8月に盛岡市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 高くまで主幹が立ち上がり、そこで存分に枝を広げて傘のような大きな樹冠を戴いている。樹勢も、姿も、惚れ惚れするような大ケヤキだ。
 今は盛岡市立けやき荘(軽費老人ホーム)と、市立太田老人福祉センターの建物に囲まれた中庭のようなところに立っている。
 受付で撮影の許可を得、ケヤキの周囲をぐるっと回ってみた。どこから見ても姿が良い。しっかり地面を掴んだ根から幹に移る曲線も美しいし、枝も四方に万遍なく広げて破綻がない。緑の天蓋は、広場の全てを覆ってしまいそうな勢いだ。ここで暮らしたり、ここで仕事をしたりしている人すべての誇りであろうと思われた。
 盛岡市の所有になる前は、天和(1681〜84)の頃に丹波からここに移り住んだ豪農佐々木家の屋敷であった。ケヤキは、佐々木家でも大切にされてきたのだと思われる。
 なお、ケヤキの名に冠せられた「宰郷」は、佐々木家の屋号だということである。
 
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