ページタイトル:賀茂の大クスノキ 当サイトのシンボル

画像:賀茂の大クスノキ 名称 賀茂の大クスノキ (かものおおくすのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛媛県今治市菊間町佐方(注2)
 〃 3次メッシュコード 5132−07−51
 〃 緯度・経度 北緯34度02分59.5秒
           東経132度53分04.7秒
愛媛県指定天然記念物(1965年4月2日指定)(注3)
撮影年月日 2013年5月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年1月16日、今治市に合併。旧行政区は越智郡菊間町
注3)指定日は愛媛県教育委員会公開のPDFファイルによる。現地の案内板では昭和40年(1965)3月29日となっている)





 JR予讃線伊予亀岡駅の南東約1km、新谷池東岸から東に200mほど入ったところに、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)が鎮座する。平安時代、当地佐方(さがた)が京都上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の荘園だった頃に勧請されたものらしい。
 山の斜面を境内としており、かつては境内も斜面のままに傾斜していたようだ。明治33年(1900)の社殿造営の際、ついでに土盛りして境内を均したらしい。そのため、クスノキの根元が数m埋められたと伝えられているとか。確かに、根元の様子は、土盛りの伝承を肯定しているように見える。
 地上3〜4mで大きく2幹に分かれ、そのうち1本は、さらにその1.5mほど上で2分岐している。つまり全部で3本の大支幹が樹冠を支えていることになる。
 山側の広葉樹も境内に枝を伸ばし、クスノキと合わせて、両側からほぼ境内を覆っている感じ。境内のどこに立って上を見ても緑があると言っていいほど。緑の濃い神社である。
 案内板には、「境内には老松も多く繁茂しており、森厳な社叢である」とも記されていたが、残念なことに、マツの方は、松枯病にやられてしまったようだ。

※2017年10月22日、斜面ごと谷に向かって倒壊。相次ぐ台風の雨で地盤が緩んでいたのだろうとのこと。(貴重な情報を下さった高知県のMさんに感謝)(2024/11/19追記)
 
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