ページタイトル:佐伯のヒイラギ 当サイトのシンボルマーク

画像:佐伯のヒイラギ 名称 佐伯のヒイラギ (さえきのひいらぎ)
名称の典拠 「とやま巨木探訪」(注1)
樹種 ヒイラギモクセイ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 3.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県魚津市佐伯
 〃 3次メッシュコード 5537−13−42
 〃 緯度・経度 北緯36度47分30.4秒
           東経137度24分31.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年6月23日

注1)2005年6月に桂書房より刊行(泉治夫・内島宏和・林茂編)
注2)上記「とやま巨木探訪」による





 魚津市佐伯は、北陸自動車道有磯海(ありそうみ)サービスエリア(下り線)から直線距離で西南西に約1km、角川(かどかわ)左岸段丘上面に位置している。
 耕作地に囲まれた大きなお屋敷の庭に左図のヒイラギが立っている。(鋸歯のある葉を確認すると、この個体は純粋種のヒイラギではなく、ギンモクセイとのハイブリッドとされるヒイラギモクセイだと思われるが、富山県では細かい区別をせずに、一括してヒイラギと呼んでいるようだ)
 玄関を訪ねたがお返事がなく、隣接するアウトドア・スポーツのお店に伺ったところ、お店は所有家のお嬢さんが営んでおられるとのことで、写真撮影についても快諾して下さった。
 「とやま巨木探訪」の記述によると、『越中の国守・佐伯有若は犬山村に館を構え、以来佐伯家は代々犬山に住んで布施の郷を領有していたが、替地してこの地に移り佐伯村と名付けた』とのこと。
 ここにいう犬山村は、現在の黒部市犬山のことだろうか。ヒイラギを所有する佐伯家は、その後の加賀藩時代にも十村(とむら、大庄屋)や黒部奥山廻役を務めた名家なのである。
 このヒイラギも加賀藩時代に生を受けたと思われる。
 樹勢が良く、これからもまだ大きくなりそうだ。
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