ページタイトル:御霊神社のムクノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:御霊神社のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 御霊神社のムクノキ
    (ごりょうじんじゃのむくのき)
名称の典拠 「亀岡の名木」(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 伝800~1000年(注2)
所在地の地名 京都府亀岡市ひえ田野町佐伯斉ノ神
 〃 3次メッシュコード 5235-44-12
 〃 緯度・経度 北緯35度00分56秒
           東経135度31分45秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年7月25日

注1)1996年6月に亀岡市が刊行
注2)その「亀岡の名木」による





 亀岡運動公園の西に、頭に「ひえ田野町」がつく地名が分布する。
 かつては「薭田野」と書いたが、この「薭」の文字がJIS第一・第二水準漢字表にないため、なにかと不便だということで平仮名表記になったのではないかと想像する。(小学校の名は稗田野小学校で草冠がない。これは第一水準漢字) 安易な感じがしなくもないが、これもコンピュータの普及が引き起こした現象なのだろう。
 その「ひえ田野町」の一つ、ひえ田野町佐伯に鎮座する御霊神社境内に、大きなムクノキが2本立っている。1本は左図の8.5m。もう1本は6.8m。いずれも十分な幹囲を持つ巨木である。
 8.5mの方は、残念ながら、かなり傷みがひどい。
 「亀岡の名木」によると、台風によって大枝が折れたことがあったらしい。その際に損傷したものか、幹の一部が大きく抉れて、内部の空洞が口を開いている。
 体躯はずいぶん小さくなってしまったが、この規模なりに、樹勢は悪くなさそうだ。
 いかにもムクノキらしい大きな根張りが力強さを感じさせる大ムクである。
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