ページタイトル:龍禅寺のクロマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:龍禅寺のクロマツ 名称 龍禅寺のクロマツ (りゅうぜんじのくろまつ)
名称の典拠 浜松市公式ウェブサイト中の保存樹リスト
樹種 クロマツ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 3.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県浜松市中区龍禅寺町
 〃 3次メッシュコード 5237−05−39
 〃 緯度・経度 北緯34度41分48.0秒
           東経137度44分20.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月2日

注1)上記保存樹リストによる





 JR浜松駅から南に約1km。私立南部中学校の北に高野山真言宗行龕山金光院龍禅寺がある。市街地まっただ中のお寺だ。
 龍禅寺は、開創以来1200年と伝える古寺だが、建物はみな新しい。第二次大戦末期、軍需工場が多くあった浜松市は連合軍の空襲の標的とされ、徹底的な爆撃を受けた。龍禅寺もその巻き添えになってしまったのである。(龍禅寺町にも軍需工場があったらしい)
 皮肉にも、戦争のために供出された大梵鐘だけが被害を免れた。現在は寺に戻っている。(案内板によれば、文化11年(1814)の鋳造で、直径1.25m、高さ2.06m。遠州最大の梵鐘だそうである)
 ところで、浜松市保存樹のクロマツだが、実を言うと現在の龍禅寺境内にはない。お寺から北に100mほど離れた大きな集合住宅近くの月極駐車場内に立っている。
 このマツも戦争を経験したと思うのだが、目立つ損傷は無さそうだ。間一髪のところで被害を免れることが出来たのだろう。格別の強運に恵まれたマツのようだ。
 周囲をアスファルトで覆われ、現在の環境も必ずしも良いわけではないが、樹勢は良好そうに見える。
 是非とも長生きして貰いたいと思う。
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