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名称 龍珠院のカヤ (りゅうしゅいんのかや)
名称の典拠 なし
樹種 カヤ
樹高 32m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県静岡市葵区栃沢
〃 3次メッシュコード 5238−42−90
〃 緯度・経度 北緯35度05分01.9秒
東経138度15分26.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年12月25日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
静岡市中心部からずいぶん山中に分け入った地に、曹洞宗龍珠院がある。周辺を茶畑に囲まれた小さな寺である。
山門の背後に立つカヤがすばらしい。
単幹で樹勢良く、球状の樹冠を広げている。筋張った幹、滑らかな曲線を描いてしっかり地を掴む根。カヤ名木の定番とも言える姿である。
樹姿の美しいカヤであり、旧環境庁の平成元年(1989)調査では、カヤとして県内第2位。大きさも十分。天然記念物指定を受けていないのが不思議なくらいだ。
余談だが、鎌倉時代の臨済宗の高僧で、京都東福寺開山である聖一国師円爾弁円(しょういちこくしえんにべんねん、1202〜80)は、当地栃沢村の米沢氏出身という。
年代的にはこの大カヤのことはご存知なかったと思うが、そんなことを思い浮かべながら見ると、このカヤも何やら奥ゆかしく見えてくる。 |
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