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名称 龍光寺の大イチョウ
(りゅうこうじのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 4.9m(注2)
推定樹齢 380年以上(注3)
所在地の地名 群馬県富岡市富岡
〃 3次メッシュコード 5438−37−01
〃 緯度・経度 北緯36度15分31.4秒
東経138度53分14.1秒
富岡市指定天然記念物(2007年2月2日指定)
撮影年月日 2020年6月4日
注1)富岡市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注3)上記案内板による
富岡市役所の西南西250mほどのところに浄土宗宮崎山宝国院龍光寺があり、境内に富岡市指定天然記念物のイチョウが立っている。
案内板によると、龍光寺は長禄年間(1457〜60)に奥平氏が宮崎村(現富岡市宮崎)に創建。慶長17年(1612)から元和3年(1617)にかけて富岡町(現富岡市富岡)が作られた際に現在地へ移転したらしい。その後、もう既に400年を超えた。
推定樹齢から逆に想像すると、イチョウが植えられたのは移転後間もない頃と考えられているようだ。(旧地から移植したという伝承もあるらしい)
上記データについて、環境省巨樹データベースでは2000年の報告値とされているが、この値は環境庁時代の1988年度調査値に等しい。2000年に再調査を求められた際に、以前の報告データを転載して再報告したものである。(富岡市に限らず、各地で同様な報告がある)
それを非難するつもりでここに書いたわけではない。測定が1988年以前だとすると、今はもっと大きくなっているはずだと思うのである。できたら実際に測定したかったのだが、ロープ柵があってかなわなかった。
ところで、富岡市と聞いて真っ先に脳裏に浮かぶのは重要文化財(主要部分は国宝。敷地は国指定史跡)にして世界遺産(近代化遺産)の富岡製糸場ではないかと思う。
富岡製糸場は、明治5年(1872)に開業した日本最初の器械製糸工場である。日本製生糸の品質を向上させるため、フランスの技術を導入して建造された官営模範工場であった。そこで働く工女はいわばエリートであり、その後、日本各地に技術を伝える役割も担った。(Wikipediaを参考)
製糸場に近い龍光寺には、本堂裏手の墓地の一角にそれら工女たちの墓もあって、「富岡製糸場工女等の墓(龍光寺)」として富岡市から史跡指定を受けている。 |
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