|
|
|
名称 滝仙寺のコウヨウザン
(りゅうせんじのこうようざん)
名称の典拠 なし
樹種 コウヨウザン
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 3.3m(注1) 実際はもっと大きい
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県伊賀市瀧(注2)
〃 3次メッシュコード 5236−01−49
〃 緯度・経度 北緯34度42分17.5秒
東経136度14分09.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月27日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2004年11月1日、1市3町2村が合併して伊賀市誕生。旧行政区は名賀郡青山町
木津川(きづがわ)を挟んで瀧集落と向かい合うように、真言宗豊山派南岳山滝仙寺がある。
観応2年(1351)の造立銘がある石造九重塔や鎌倉時代の作とされる絹本着色大威徳明王画像(いずれも三重県指定文化財)を有する古刹で、東海近畿地蔵霊場の第10番札所とされているようだ。
境内に姿の良いコウヨウザンが立つ。
最頂部は落雷で損傷を受けたようだが、全体の樹勢には影響がなかったようで、いかにもコウヨウザンらしい美しい樹形をしている。
コウヨウザンはもちろんだが、石垣上から弧を描きつつ、横へ横へと水平に伸びるクロマツも素晴らしい(市指定天然記念物)。弧を描いているのは、先端をコウヨウザンに向かわせようとの人間の意志が働いたもので、面白い趣向だ。先端は、もう間もなくコウヨウザンに達しようとしている。
クロマツの水平線とコウヨウザンの鉛直線。2本セットで形作る風景は、他所でなかなか見られないものかも知れない。 |
|