ページタイトル:竜王さんのクス 当サイトのシンボル

画像:竜王さんのクス_1


画像:竜王さんのクス_2


画像:竜王さんのクス_3
名称 竜王さんのクス (りゅうおうさんのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 9.1m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 徳島県徳島市徳島町城内
 〃 3次メッシュコード 5134−04−84
 〃 緯度・経度 北緯34度04分29秒
           東経134度33分12秒
徳島市指定天然記念物(1963年4月27日、「城山の原生林」として城山の樹林を一括指定)
撮影年月日 2010年8月1日

注1)徳島市公園緑地課が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による





 今は市民の公園となっている徳島城跡に聳える城山(標高61.6m)の南西麓に、園内最大のクスノキがある。「68692」の番号をつけた蒸気機関車が保存されている場所の近くである。

画像:竜王さんのクス(幹と並ぶ)

 場所を尋ねた売店のご主人が、「大きいし、まるっきり横に寝ているからすぐわかる」とおっしゃった通りだ。
 もちろん、最初から寝ていたわけではない。案内板によれば、昭和9年(1934)の室戸台風によって倒されたらしい。
 まだ戦前の話で、巨木を文化財と見る意識は薄かったと思うが、どういうわけか、倒れてしまったクスノキが伐採されることがなかった。そのおかげで、細々とではあるが、まだ一部が生き続けている。
 ところで「竜王」の名であるが、この姿を竜に見立てたのかと思ったが、そうではなかった。かつて100mほど離れたところに竜王神社があったからという。この竜王神社はクスノキが倒れる以前の明治8年(1875)、徳島城が取り壊されたときに伊賀町の国瑞彦神社に合祀されたそうである。
 
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