ページタイトル:瑠璃寺の大スギ 当サイトのシンボル

画像:瑠璃寺の大スギ(幹と並ぶ)

画像:瑠璃寺本堂
 瑠璃寺本堂
名称 瑠璃寺の大スギ (るりじのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 50m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 兵庫県佐用郡佐用町船越(注4)
 〃 3次メッシュコード 5234−53−24
 〃 緯度・経度 北緯35度06分17秒
           東経134度25分25秒
佐用町指定天然記念物(1985年4月22日指定)
撮影年月日 2011年5月14日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)上記案内板による。佐用郡教育委員会が設置した古い案内板では500年となっている
注4)2005年10月1日、佐用町に合併。旧行政区は佐用郡南光町





 旧南光町は、千種川(ちぐさがわ)の流れに沿って延びる細長い町である。
 その北端近く、船越山(727m)の南の谷に、高野山真言宗の名刹船越山瑠璃寺がある。
 寺伝は、神亀5年(728)、聖武天皇の勅願寺として行基(ぎょうき)が開いたと伝えているようだ。播磨に於ける修験の有力寺院だったようで、現在に至っても、なかなかの大寺である。
 どこからが境内なのか知らないが、谷沿いに登る道には、瑠璃寺の少し手前から大杉が林立し、すでに境域に入ったような感じになる。
 大杉は、瑠璃寺本堂(観音堂)への参道石段の脇に立っている。ウラスギのような荒々しさのない、すらっとしたスタイルの良いスギだ。
 巨木ファンには、もう少し形が複雑な方が嬉しいが、いかにもスギらしい素直な形状がこのスギの身上らしい。案内板によれば、これはフナコシスギと呼ばれる仲間で、生長が早く、病害虫の被害が少ないという特長があるらしい。植林用のスギとして有用な品種なのだそうである。
 
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