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名称 瑠璃寺の枝垂桜 (るりじのしだれざくら)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 4.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県下伊那郡高森町大島山
〃 3次メッシュコード 5337−26−78
〃 緯度・経度 北緯35度33分49.6秒
東経137度51分25.6秒
天然記念物指定 なし(注3)
撮影年月日 2014年4月11日
注1)2011年3月に高森町自然愛護会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)「地主桜縁起」と題する石碑をはじめ、多くのウェブサイトに昭和13年8月12日に長野県の天然記念物に指定された旨の記述があるが、2014年4月現在、どこからも文化財(天然記念物)指定を受けていない
大島川左岸に聳える大島山(標高941m)南東麓の大字大島山(おおじまさん)に天台宗大嶋山(だいとうざん)瑠璃寺がある。
天永3年(1112)、比叡山竹林院の観誉僧都が開基した古刹で、盛期には五重塔を含む七堂伽藍を備え、36院坊を擁する大寺だったようだ。現存する本尊薬師如来坐像及び脇侍の日光・月光両菩薩立像は国指定重要文化財。いずれも平安時代の作らしい。(案内板より)
標記のシダレザクラは、現在の本坊から少し離れた道路脇に立っている。
「地主桜縁起」碑によれば、建久8年(1197)、瑠璃寺は征夷大将軍源頼朝から幕府の祈願寺とされ、750石の寺領と3株の「地主桜」の苗が寄進された。そのうちの1株がこのシダレザクラだという。
桜の寄進云々については少々信じがたい話だが、おかげでこのサクラが大切に守られてきたのなら、それもよしとすべきなのだろう。
伝承樹齢800年を超えるサクラは、老体にもかかわらず、実に見事な咲きぶりであった。 |
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