ページタイトル:論田のヒサカキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:論田のヒサカキ 名称 論田のヒサカキ (ろんでんのひさかき)
名称の典拠 なし
樹種 ヒサカキ
樹高 4.4m(注1)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県氷見市論田
 〃 3次メッシュコード 5536−27−41
 〃 緯度・経度 北緯36度52分40.6秒
           東経136度53分27.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年9月25日

注1)氷見市教育委員会が1999年に刊行した「氷見の巨樹名木」による
注2)同上。幹周の項に「3.66m(根元周囲)」とあった





 「地理院地図」を見ると、論田集落の北東に周囲200mほどの池がある(池の名を尋ねるのを忘れた)。私に教えて下さった年配の男性によると、人が作ったものでなく、自然の池だそうである。
 その池の西を通って、北西方向の高地側に向かう道があり、標記のヒサカキは、その道のすぐ南側、作業小屋の隣に立っている。しかし、なにぶんヒサカキは灌木であって目立たないので、わかり難いかも知れない。(上記、緯度・経度データは正確だと思う)
 神棚に飾ると言えばサカキだが、ここ富山県では暖地性のサカキは自生せず、手に入りにくい。代わりに供えるのがこのヒサカキである。(ヒサカキは、サカキに比べ、全体の大きさも葉の大きさも小さい。また、神棚にヒサカキを供える地方では、大部分の人がヒサカキを「榊(サカキ)」だと思い込んでいる)
 話を元に戻す。
 「氷見の巨樹名木」掲載の写真では、周囲がきれいに整えられ、ヒサカキ自身もきちんと手入れされていたようだが、現在は、クズをはじめ、蔓草が絡みついていて、ちょっと可哀想な姿である。
 恐らくは、所有する方が高齢になられて、手が回らなくなってきたのだろう。
 これほどのヒサカキは珍しいだけに、少々残念ではあるが…。
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