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名称 六道原の一本欅
(ろくどうはらのいっぽんけやき)
名称の典拠 環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」
樹種 ケヤキ
樹高 13m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 長野県小諸市小原(こばら)
〃 3次メッシュコード 5438−33−74
〃 緯度・経度 北緯36度18分47秒
東経138度25分49秒
記念物指定等 なし (1974年1月24日に小諸市保存樹木に指定)
撮影年月日 2002年5月12日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
県道78号(佐久小諸線)沿い、小原の西友ストア近くに1本のケヤキがある。「六道欅」または「六道(原)の一本欅」と呼ばれているのがそれ。六道の名は、樹下に六道地蔵尊が祀られているため。(他に十王像もある)
地蔵については、次のような伝説があるらしい。昔、ここは小諸から中山道の塩名田宿に通じる道だったが、この付近は松並木が密集し、追い剥ぎが出て、旅人が難渋する場所であった。あるときここで、親思いの心の優しい息子が山賊に襲われたが、地蔵尊が息子を助け、身代わりとなって刀を受けた。その刀傷が今でも地蔵の肩に残っているという伝説である。
伝説にケヤキは登場しないが、地蔵とともに大切に扱われてきたのだと思う。
数年前に撮影されたという写真を見たとき、枯死寸前のように見えた。正直なところ、「もう伐採されてしまったかも知れない」と不安を抱いての訪問だったが、思ったより元気で嬉しかった。
しかし、やはり幹肌の荒れようはひどく、もう老衰期に入っていることは否めない。
追記 その後、残念ながら枯死してしまったようだ。 |
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