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↑最大の松(アカマツ)
↓「鶴亀の松」(クロマツ)
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名称 栗林公園の松 (りつりんこうえんのまつ)
名称の典拠 なし
樹種 アカマツ
樹高 不明
目通り幹囲 4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 香川県高松市栗林町1丁目
〃 3次メッシュコード 5134−30−93
〃 緯度・経度 北緯34度19分49.2秒
東経134度02分35.5秒
天然記念物指定 なし(注2)
撮影年月日 2013年3月28日
注1)まったくの目分量
注2)区分は天然記念物ではないが、1922年3月8日、栗林公園全体が国の名勝に。さらに1953年3月30日には特別名勝指定を受けている
栗林公園は、16世紀後半、当地の豪族佐藤氏によって築庭されたことに始まる。その後、生駒氏、松平氏と領主が代わるごとに規模が拡大され、延享2年(1745)、高松藩5代藩主松平頼恭(まつだいらよりたか)の時に完成をみたという。広大な規模を持つ大名庭園だ。
明治までは松平氏の下屋敷とされてきたが、明治4年(1871)の廃藩置県により新政府の所有となり、同8年(1875)3月16日からは一般公開されるようになった。(当初は入場無料)(以上、公園でいただいたパンフレットより)
たまたま時間に余裕が出来たため、せっかく天下の名園の近くまで来ていながら見逃す手はないと、訪ねてみることにした。
さすがに立派な庭園である。名は「栗林公園」だが、クリは見えず、マツが圧倒的に多い。その数1千本を超えているとか。
それも、ただそこにあるというのでなく、アカマツありクロマツあり、ゴヨウマツありで、バラエティに富んでいる。アカマツにクロマツを接ぎ木したものまである。
箱松に代表されるように、庭園樹として樹形を整えることを優先しているので、予想通り、それほどの巨木はなかったのだが、なかに1本、気になる松があった。それが左上のアカマツだ。(これが公園内のマツでは最大だと思う)
立ち上がってすぐ分岐し、地上1.3mでは2幹に分かれている。全体の目通りは、目分量で3.5〜4mといったところか。
公園内には、鶴亀松とか、お手植え松、根上り五葉松など、いわゆる著名な松が何本かある。ただし、このアカマツについての言及はなし。その他大勢のうちの1本である。
西湖と芙蓉沼の間にある潺湲池(せんかんち)を見下ろすように立っている。
立地場所もまずまずなのだが、パンフレットにも載っていない無名の松に目をとめる人は殆どいなかった。 |
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