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画像:林蔵寺のカヤ

画像:林蔵寺のカヤ(幹と並ぶ)
名称 林蔵寺のカヤ (りんぞうじのかや)
名称の典拠 「緑の文化財」(注1)
樹種 カヤ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 福島県双葉郡広野町上北迫字代
 
〃 3次メッシュコード 5541−60−60
 
〃 緯度・経度 北緯37度13分39秒
           東経140度59分55秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年5月22日

注1)1983年3月に福島県総合緑化センターが刊行(福島県監修)
注2)「緑の文化財」による





 浄土宗松原山林蔵寺の駐車場と参道の間に立つ。
 平凡社「福島県の地名」によると、浅見川の高倉山城主猪狩筑後守隆清が、文明年中(1469〜87)に林蔵寺を創建したと縁起にあるらしい。寺運に恵まれない時代もあったが、のちに磐城平藩主内藤氏の庇護を受け、寛文11年(1671)、現在地に移ったという。
 伝承樹齢を信ずれば、当地に再興後まもなくカヤが植えられたことになる。
 「緑の文化財」によれば、天明の飢饉(1782、87)の際、地域の人々は、このカヤの実を食べて飢えをしのいだという。また、文化9年(1812)、野火に伽藍が全焼した際も、カヤは無事だったと伝えているようだ。
 人々の労苦に付き添ってきた大カヤなのである。
 
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