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名称 森の木霊 (もりのもくれい)
名称の典拠 「2018 北海道の巨樹・名木150選」(注1)
樹種 ハルニレ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 330年以上(注2)
所在地の地名 北海道足寄郡陸別町陸別
〃 3次メッシュコード 6543−26−04
〃 緯度・経度 北緯43度30分36.5秒
東経143度48分01.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月10日
注1)今田秀樹著。2018年11月22日刊行。「木霊」は普通「こだま」と読む。「こだま」は、「おーい」と呼ぶと少し遅れて「おーい」と返事が返るいわゆるやまびこを表すことが多いが、樹木の霊、または霊が宿る樹木そのものを表すこともある。もしかしたら「こだま」と読むのかも知れないが、ここでは今田氏の読み方に従った
注2)上記「2018 北海道の巨樹・名木150選」による
陸別町と津別町を結ぶのが道道51号(津別陸別線)である。この道は、陸別町側ではほぼ陸別川の流れに沿って走る。
左図の老ハルニレは、支流の谷を少し東に入ったところ。牧草地の間に延びる樹林帯内に立っている。
頂部を失い、樹冠の体積も小さくなってしまったが、牧草地の反対側からも太い幹は確認できた。
上記「2018 北海道の巨樹・名木150選」によれば、標記の樹名の命名者は、作家米村晃多郎(よねむらこうたろう)氏ということである。
同氏の略歴を見ると、早大仏文科中退後、十勝地方の小中学校で教鞭を執ったことがあるようだ。その時にこのハルニレに出会ったのだろうか。
瘤だらけでごつごつした姿で立つ老ハルニレに、酸いも甘いも知り尽くした森の長(おさ)の風格を感じたのかも知れない。 |
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