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名称 蓮如上人お手植えのイチョウ
(れんにょしょうにんおてうえのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 29m(注2)
目通り幹囲 8.7m(注2)
推定樹齢 伝承540年(注3)
所在地の地名 石川県河北郡津幡町笠池ケ原
〃 3次メッシュコード 5536−06−24
〃 緯度・経度 北緯36度41分38.0秒
東経136度48分08.6秒
津幡町指定天然記念物(1989年8月1日指定)
撮影年月日 2007年11月18日(左画像)
2016年9月25日
注1)津幡町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)蓮如上人が文明年間(1469〜87)に北陸を巡錫した際に、自ら植えたとされている
笠池ヶ原集落の南西端に立つ大イチョウ。道路からは少し離れているが、よく見える。
案内板によれば、上人が日頃用いておられた箸を地に挿し、「花が咲いても実はなるな」と唱えた。その後、何日も過ぎないうちに芽をふき、立派なイチョウになった。この土地の人々は驚き、感激して、このイチョウを蓮如上人の身代わりとして、大切に育ててきたという。
イチョウの周辺に何もないが、山間にあって、少し広い水平面になっている。今は公園風に整備されているが、かつてここは寺の境内だったのでなかろうか。上人の説法を熱心に拝聴する人々の幻影が見えるような気がした。
余談だが、この日は、この後大荒れとなる悪天候の日だった。9時近くになっていたのだが、黒い雲が低く垂れ込め、ひどく暗い朝だった。
デジカメの感度をASA1600に設定しても、シャッタースピードは10分の1秒以下。手ぶれ補正の助けで、ようやく撮影できた。
それでもなんとか絵になったのは、まったくカメラのお陰である。
便利になったものだ。 |
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