ページタイトル:雷山神社のイチョウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:雷山神社の公孫樹(幹と並ぶ) 名称 雷山神社のイチョウ
    (らいざんじんじゃのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 イチョウ
樹高 37m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 900年以上(注2)
所在地の地名 福岡県糸島市雷山(注3)
 〃 3次メッシュコード 5030−11−88
 〃 緯度・経度 北緯33度29分31.5秒
           東経130度13分27.2秒
福岡県指定天然記念物(1960年4月12日指定)
撮影年月日 2015年4月2日

注1)「雷山神社の公孫樹」として天然記念物指定を受けたが、のち平成10年度にカタカナ表記に変更された
注2)糸島市公式ウェブサイトの文化財一覧表による
注3)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は前原市(まえばるし)





 県道564号(雷山前原線)で雷山川(らいざんがわ)の谷を雷山(らいざん。955.3m)に向かって遡ると、やがて雷神社(いかづちじんじゃ)の前に出る。
 祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)など6柱。鎮座地の位置からみて、雷山信仰に始まる神社の中宮にあたるのではなかろうか。
 県天然記念物の大イチョウは、主参道の石段脇。単幹のイチョウで、背丈もかなりある。
 一見、石垣を跨いで立つように見えるが、案内板によると、この石垣は明治時代(1868〜1912)に築造されたもので、その時、イチョウの根が半分埋められたという。案内板の推定樹齢900年はどうかとしても、石垣を作る際にイチョウが伐られなかったのは、すでに十分な大木になっていたからだろう。
 なお、幹の向かって右にはヤブツバキ、左にはネズミモチが着生していて、緑に見えるのはその葉である。
ボタン:福岡県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る