ページタイトル:雷山の観音杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:雷山の観音杉(駐車場近くのスギ)
 ↑ 駐車場近くに立つスギ
 ↓ 鳥居の近くに立つスギ
画像:雷山の観音杉(鳥居近くのスギ)
  名称 雷山の観音杉 (らいざんのかんのんすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 32m/32m(注1)
目通り幹囲 7m/6m(注1)
推定樹齢 1000年(注1)
所在地の地名 福岡県糸島市雷山(注2)
 〃 3次メッシュコード 5030−11−88
 〃 緯度・経度 北緯33度29分32.4秒
           東経130度13分28.1秒(注3)
福岡県指定天然記念物(1960年4月12日指定)
撮影年月日 2015年4月2日

注1)糸島市教育委員会が設置した案内板による(設置年月不詳)
注2)2010年1月1日、1市2町が合併して糸島市誕生。旧行政区は前原市(まえばるし)
注3)これは駐車場近くのスギの位置





 雷神社(いかづちじんじゃ)の社頭に立つ2本の大杉が福岡県から天然記念物指定を受けている。
 「観音杉」と通称されてきたらしい。
 神社なのに「観音」とは奇妙な感じだが、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた明治初期より前は、神様も仏様も一緒に信仰することに何の不思議も無かった。神社を寺が管理したり、寺を護る役割を持った鎮守社が寺にあるのは、むしろ普通のことだったように思われる。
 この雷神社も、県道沿いに1kmほど下ったところにある雷山千如寺(らいざんせんにょじ)が別当を勤めていたようだ。
 かつて千如寺の中心は中之坊であり、雷神社のすぐ横にあったという。明治の神仏分離で中之坊は廃寺。以後、千如寺の法灯は大悲王院(現在の千如寺)に引き継がれた。(千如寺公式サイトによる)
 中之坊の近くには千如寺本尊十一面千手千眼観世音菩薩を安置する講堂があったらしい。
 「観音杉」の名は、その観音様に因んで名付けられたのだろうと思われる。
 
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