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名称 来福寺の大スギ (らいふくじのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 31m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注3)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 福島県郡山市湖南町横沢(下町)
〃 3次メッシュコード 5640−11−02
〃 緯度・経度 北緯37度25分14.9秒
東経140度08分52.8秒
郡山市指定天然記念物(1991年2月19日指定)
撮影年月日 2007年9月15日
注1)郡山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)同上。案内板には直径195cmとあった。このスギの幹断面は円形に近いので、円周率を掛けて幹囲とした
岩上山(959m)から猪苗代湖に向かって北西に延びた尾根の先端に、曹洞宗高巌山来福寺がある。
案内板によれば、来福寺の開山は慶安4年(1651)。
境内に馬頭観世音を安置する観音堂があり、その近くに大杉が立っている。そのため、地名をとって「横沢観音の大杉」と呼ばれることもあったようだ。
直立する大杉で、下枝はみな切除されている。つまり、植林されたスギのように姿を整えられているのだが、幹の様子はまるで違う。「ごつい」の一言。お仕着せの規範に従う気はないようだ。
上部までしっかり葉を付け、緑も濃い。しかし根際には空洞ができているため、万一、民家に害が及んでは大変と、そちら側に倒れないようワイヤで引っ張っている。
これも案内板によれば、江戸時代末期の万延元年(1860)に編集された「横沢村巨木調べ書」に「観音様の北の杉、木の廻り弐丈(約6m)。御奉行様、秋廻り春廻りに御覧なされ候」とあるらしい。
もとは境内にもっとたくさんの大杉が立っていたようだが、いまはこれ1本だけになってしまった。 |
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