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名称 来福寺のヒイラギ (らいふくじのひいらぎ) 名称の典拠 「緑の文化財」(注1) 樹種 ヒイラギ 樹高 5m(注2) 目通り幹囲 2.5m(注2) 推定樹齢 350年(注2) 所在地の地名 福島県石川郡浅川町里白石字出シ(だし) 〃 3次メッシュコード 5540−53−23 〃 緯度・経度 北緯37度06分16.2秒 東経140度25分16.2秒 浅川町指定天然記念物(1979年7月5日指定) 撮影年月日 2020年8月26日 注2)2019年3月に浅川町教育委員会が設置した案内板による JR水郡(すいぐん)線里白石(さとしらいし)駅から直線距離で東に400mほどの山裾に、真言宗豊山派龍石山宝珠院来福寺がある。 町教委が設置した案内板は、弘法大師が東国巡錫の途上、来福寺を創建したという伝承を紹介しているが、来福寺の公式ウェブサイトでは、天和元年(1681)に宥盛法印が開山したとしている。 真言宗に限らず、各地に弘法大師創建と伝える寺は多い。開山のみならず、本尊についても、誰の作だとか、誰それの守護仏だったとか、有名人の名前がしばしば登場する。(来福寺本尊の大日如来も行基(ぎょうき)作と伝えられてきたようだ) これは巨木に関しても同様で、弘法大師はじめ、いろいろな有名人が各地で数多くの巨木を植樹している。 だれも知らない遠い昔の話は、とかく誇張されやすいものだ。そこに悪意や私利私欲が介在するのなら嘘はけしからんが、偉い人が植えた巨木なのだから大切にしよう、あるいは、こんなにすばらしい社寺なのだから子孫に伝えていかなければならないというような意図からの虚飾であれば、そう目くじらを立てることでもあるまいと私は思っている。(もちろん真実を直視することも必要) このヒイラギは、来福寺が開かれた頃に植えられたと考えられているようだ。さすがに弘法大師の昔まで遡るのは無理と思ったのだろう。 今は、伝説の力を借りなくても自慢できるだけの大きさになった。単幹でこのサイズは、ヒイラギとしてなかなかのもの。古木としての雰囲気も十分。 駐車場から本堂に向かう正面参道石段を登り切ったところに立っている。 |
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