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画像:小内八幡神社のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:小内八幡神社参道
名称 小内八幡神社のケヤキ
   (おうちはちまんじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 ケヤキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 7.1m(注1)
推定樹齢 不詳
所在地の地名 長野県中野市安源寺字石原
 
〃 3次メッシュコード 5538−02−86
 
〃 緯度・経度 北緯36度44分16秒
           東経138度19分50秒
中野市指定天然記念物(1993年4月30日指定)(注2)
撮影年月日 2003年2月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)参道の並木全体が「小内八幡神社社叢」として指定された





 県道29号(中野豊野線。またの名は志賀フルーツライン)の安源寺信号を北に入ると、すぐ右手にある神社が小内八幡宮。
 県道からは見えないが、実は県道に平行して参道が300mほど伸びている。その両側にケヤキの巨樹が十数本の並木を成している。樹勢は必ずしも良くないが、これだけ並ぶと壮観である。
 平凡社「長野県の地名」によると、寛文年間(1661〜73)に領主松平忠倶が八幡神社を再建し、馬市を復興した。のちこの地は幕府領になり、安永年間(1772〜81)には中野陣屋より紋幕・高張提灯を貸与され、警備の足軽も派遣されるようになった。「御幕の市」と称してその賑わいは近郷の評判であった。馬市のほかに諸雑貨も商われ、遠く木曽平沢の漆器も売られたという。
 今では往年の賑わいは夢のまた夢となり、生き証人のケヤキだけが黙って佇んでいる。
 
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