ページタイトル:音無神社のシイの木

画像:音無神社のシイの木(天然記念物のシイ)

 ↑天然記念物のシイ

 ↓もう1本のシイ

画像:音無神社のシイの木(合体木のシイ)
  名称 音無神社のシイの木
    (おとなしじんじゃのしいのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スダジイ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県伊東市音無町
 〃 3次メッシュコード 5239−30−57
 〃 緯度・経度 北緯34度58分00.1秒
           東経139度05分44.4秒(注2)
伊東市指定天然記念物(1979年9月26日指定)
撮影年月日 2020年2月4日

注1)伊東市公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる
注2)これは天然記念物のシイ(左上図)の位置





 伊東市役所の西方約600m。伊東大川(いとうおおかわ)右岸に音無神社が鎮座する。混み合った市街地の神社だ。
 2013年に玖須美神社氏子総代会と音無神社奉賛会が連名で設置した「音無神社伝承絵巻について」と題する案内板によると、音無神社の祭神は海神の娘豊玉姫命(とよたまひめのみこと)。(祭神が天孫ニニギの息子ホオリに嫁いでウガヤフキアエズを産む際)、『産殿の屋根も葺き終わらぬ内に産気づき、安産であったので、「安産」「育児」ひいては「縁結び」の神として崇敬を集めて』いるとのこと。
 また、『お産にかかわることから、暗闇を尊び十一月十日漆黒の中で神事が執行され』、天下の奇祭「尻摘祭」として知られるという。余興に尻相撲大会も開かれるらしい。
 さらに、ここは「曽我物語」に登場する源頼朝と八重姫(伊東祐親の娘)の悲しいロマンスの場でもある。話題が盛りだくさんの神社なのだ。
 境内にシイ巨木が2本と、タブノキ巨木が1本。
 いずれも神木とされているようで、幹に注連縄を付けている。(シイの1本とタブノキが伊東市から天然記念物指定を受けている)
 ちょっと見つけ難い場所にあるが、一見の価値ありと思う。
 
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