ページタイトル:乙犬のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:乙犬のクスノキA
 ↑幹囲7.0m  ↓幹囲5.5m
画像:乙犬のクスノキB
  名称 乙犬のクスノキ (おといぬのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m/30m(注1)
目通り幹囲 7.0m/5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上/200〜299年(注1)
所在地の地名 福岡県糟屋郡篠栗町乙犬
 〃 3次メッシュコード 5030−34−31
 〃 緯度・経度 北緯33度36分49.9秒
           東経130度30分46.2秒(注2)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年4月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による。いずれも前者が左上、後者が左下の個体データ
注2)これは左上図のクスノキの位置





 JR篠栗線門松(かどまつ)駅の南に、古大間池・新大間池の農業用溜池が二つ並び、その東には乙犬山(おといぬやま、標高186m)が聳えている。乙犬(おといぬ)は、その北東麓の集落の名である。
 篠栗町は福岡市から近いこともあって、ベッドタウン化が急速に進んだようだが、乙犬は古くからあった集落なのだろう。ここでは時間もゆっくり流れているように思われる。
 集落内の生活道路の脇、石垣を積んで道路より少し高くした平面の上に、やや離れて2本の大クスが立つ。
 環境省資料によれば、これらは個人の所有ということである。ここは所有者のお屋敷だったのだろう。しかし、現在、家は無く、残された小さな祠と2本の大クスが跡地を守っているのみ。
 ともにやや野性的な表情のクスノキたちで、元気そうである。
 しっかり留守番役をやってくれそうだ。
 
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