ページタイトル:小塩のいもあげザクラ 当サイトのシンボルマーク

画像:小塩のいもあげザクラ 名称 小塩のいもあげザクラ
    (おしゅうのいもあげざくら)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 エドヒガン
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 3.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県会津若松市大戸町上小塩(おおとまちかみおしゅう)
 〃 3次メッシュコード 5639−07−44
 〃 緯度・経度 北緯37度22分22.0秒
           東経139度55分27.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年4月16日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 会津若松から阿賀川(あががわ。大川とも呼ばれる)に沿って国道118号・121号重複区間を南下すると、やがて左右から山梨山(662m)と大戸山(1274m)が大きく迫り、谷は急に狭まって大きく蛇行する。
 蛇行部分に迫り出す右岸側には台地のような部分があって、そこを芦ノ牧温泉街の建物がほぼ埋め尽くしている。
 「いもあげザクラ」が立つ小塩(おしゅう)地区は芦ノ牧温泉の1.5kmほど下流側(会津若松中心部寄り)。国道からは対岸にあたり、小塩地区への橋もないので、上流の芦ノ牧温泉、または下流の大豆田(おおまめた)から向かうほかない。
 小塩地区は大きく上小塩、下小塩に分かれていて、「いもあげザクラ」が立つのは上小塩の方。集落南部、公民館から桜に至る小道がある。
 公民館近くにも墓地があるが、それとは別に桜の近くにもいくつか墓がある。環境省巨樹データベースでは個人所有の桜だとあるので、墓の所有者が桜も所有しているのだろうと思われる。
 桜を見せていただいたお礼を込めて、私もお墓に手を合わせさせていただいた。
 「いもあげ桜」の名は、寒気で凍みてしまわぬよう室(むろ)に伏せておいた種芋を、開花に合わせて掘り上げたことによるという。
 当地では昔から「いもあげ桜」の名前が定着しているらしく、私が所在を尋ねた方もその名前を知っておられた。
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