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名称 王至森寺のキンモクセイ
(おしもりじのきんもくせい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 キンモクセイ
樹高 16m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 2.9m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛媛県西条市飯岡
〃 3次メッシュコード 5033−61−87
〃 緯度・経度 北緯33度54分34.2秒
東経133度12分50.0秒
国指定天然記念物(1927年4月8日指定)
撮影年月日 2013年5月21日
注1)王至森寺が設置(設置年月不詳)。ところで、国の天然記念物指定名称は「往至森寺のキンモクセイ」であり、文字が異なる。指定された昭和2年当時は往至森寺だったのだろうか。それとも、どこかの段階で寺号が誤記されてしまったのだろうか? いずれにしろ、それが天然記念物としての正式名称である。従って、文化庁のデータベースや国土地理院の地形図、講談社「日本の天然記念物」等、多くの刊行物にはその名で載っている。しかし、少なくとも現在は王至森寺が正しい寺号であるので、私のサイトでは標記の文字を使うことにした。(西条市教育委員会刊「西条市の文化財」でも「王至森寺のキンモクセイ」となっている)
注2)上記「西条市の文化財」による
注3)環境省巨樹データベース(2006年調査)による
王至森寺とは珍しい寺号だ。案内板によれば、舒明天皇(在位629〜41)が道後行幸の途次、暴風雨に遭遇。森の中の寺で難を避けられたとか。その寺がここで、そのことから、王が至った森の寺と名付けられたとの伝説があるらしい。なかなか立派なお寺である。
キンモクセイは白壁土塀の外側。樹勢が良さそうで、周囲を密に葉が覆っている。
花の香りは、周囲2km四方に及ぶという。平成13年(2001)には環境省の「かおり風景百選」に選ばれた。
そして、その「香りにのって西条祭りがやってくる」と、市民から親しまれているそうである。(案内板より) |
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