ページタイトル:長姫のエドヒガン ロゴ:人里の巨木たち

画像:長姫のエドヒガン

画像:長姫のエドヒガン(全景)
名称 長姫のエドヒガン (おさひめのえどひがん)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 450年以上(注2)
所在地の地名 長野県飯田市追手町2丁目
 〃 3次メッシュコード 5337−26−16
 〃 緯度・経度 北緯35度30分44.1秒
           東経137度49分50.9秒
長野県指定天然記念物(1967年5月22日指定)
撮影年月日 2014年4月7日

注1)飯田観光協会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 飯田市美術博物館の庭に立つ、見事な大桜。
 長姫(おさひめ)の名は、この場所が飯田城(別名:長姫城)の二の丸跡だから。
 長姫の名は市民に愛されているらしく、美術博物館が出来る前にここにあった県立高校の名も飯田長姫高等学校。ほかにも長姫タクシーはじめ、市内には長姫の名を持つ会社がいくつもあるようだ。
 ところで、何故長姫城なのか、桜案内人の方に伺ったところ、実はよくわからないとのこと。自分では、お城に長姫と言う名の絶世の美女がいたことにしているが・・・、と笑っておられた。
 長姫が実在したかどうかは別にして、その名をもらったサクラの方は筋骨隆々、大きく逞しく、そしてとても美しいお姫様である。
 安富桜(やすとみざくら)とも言う。サクラが立つ場所には、かつて飯田藩家老安富氏の屋敷があった。安富氏が植えた桜であることは間違いないだろう。初代藩主堀親昌(ほりちかまさ)が入部した寛文12年(1672)に植栽されたと考えられているらしい。(案内板より)
 環境省巨樹データベースには安富桜の名で載り、2000年調査の値として幹囲を5.4mとしている。遡って、1988年調査値は4.5m。今は、案内板の値が最も近いように思う。
 もし、いずれも正しい値なのだとしたら、驚くべき成長速度である。
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