ページタイトル:大内神社の大スギ 当サイトのシンボル

画像:大内神社の大スギ(幹と並ぶ)

画像:大内神社の大スギ(遠景)

画像:大内神社の大スギ(根元の瘤)
名称 大内神社の大スギ
    (おおうちじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 34m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府亀岡市東本梅町大内上條
 〃 3次メッシュコード 5235−43−68
 〃 緯度・経度 北緯35度03分34.8秒
           東経135度29分00.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年6月4日

注1)亀岡市と財団法人亀岡市都市緑花協会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 南丹市との境界近くで国道372号と別れ、本梅川を渡って大内集落に向かう。すると間もなく、前方に左中図の姿が見えてくる。大内神社の大杉だ。
 正面から見ると、何ごともない普通の姿だが、背後に回ると、上図のように縦に長い亀裂が上から下まで一直線に入っている。昭和55年(1980)頃の落雷の痕だ。
 その際、大杉は、幹の内部から出火したらしい。内部には空洞があったのだ。
 外部からの酸素の供給がなければ、空洞内の火は間もなく消えると思われるのだが、根の近くに穴がいくつか見える。ここから空気が入ってなかなか消えなかったのだろう。幹に穴をあけて消火したという。上図で、地上3mほど、裂け目の途中に長方形に黒く見えるのがそれだと思われる。穴から空洞内に注水したのだろうか。
 根元に小さな丸い瘤がある(下図)。傍らの立札には「者欲癌封/可撫此瘤」の文字。「癌封じを欲する者は此の瘤を撫でるべし」とでも読むのだろうか。
 近隣の人々に敬われ、大切にされてきた大杉であることが想像される。
 
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