ページタイトル:大塚神社のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:大塚神社のクスノキ(幹と並ぶ) 名称 大塚神社のクスノキ
    (おおつかじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 鹿児島郡肝属郡東串良町新川西
 〃 3次メッシュコード 4730−07−39
 〃 緯度・経度 北緯31度21分46.6秒
           東経130度59分12.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 志布志湾西部に、志布志石油備蓄基地が海上に浮かぶ。その南に河口を開く肝属川(きもつきがわ)を、河口から3kmほど遡ったあたりの左岸側には古墳が分布し、唐仁(とうじん)古墳群の名称で国指定史跡とされている。
 大塚神社が鎮座するのは、その第一号墳である唐仁大塚古墳の後円部の頂上。これがなかなか大きな前方後円墳で、墳丘長は154m。鹿児島県内では最大の規模を誇る。
 参道の入口は反対側の前方部の端。左図のクスノキは鳥居をくぐったすぐ先、向かって左に立っている。
 地上2.5mほどで2幹に分かれている。幹断面が扁平なことから、もしかしたら合体木なのかもしれない。
 神木とされているようだ。
 なお、境内には、幹囲4m前後ではあるが、ほかにもクスノキ巨木が数本見られる。
 案内板によると大塚神社の始まりは建久2年(1191)。島津忠久(しまづただひさ、1227没)入国の際、先見を命ぜられた本田定親が島津家の守護神として創建したと伝えられているらしい。
 このクスノキの樹齢を、そこまで辿ることはできそうになく、ここでは神社の方が先輩のようである。
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