ページタイトル:太田尾の大クス ロゴ:人里の巨木たち

画像:太田尾の大クス 名称 太田尾の大クス (おおたおのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 長崎県長崎市太田尾町
 〃 3次メッシュコード 4929−07−75
 〃 緯度・経度 北緯32度43分50.8秒
           東経129度56分13.0秒
長崎市指定天然記念物(1978年3月20日指定)
撮影年月日 2015年3月26日

注1)2005年1月に長崎市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 長崎半島(野母半島)の付け根付近、天草灘に面して走る県道34号(野母崎宿線)の傍らに、市指定天然記念物の大クスが立っている。
 県道から見る姿は大した巨木に見えないけれども、反対側に回って仰ぎ見ると、やはり大きい。
 個人の所有物とのこと。
 周囲に注連縄の結界を張り、根元には石祠が置かれている。家の守り神として、これまでずっと大切にしてこられたのだろう。目下、樹勢も良さそうだ。
 ところで、地図で確認すると、太田尾の南は、台形を崩したような形の小さな半島になっている。その半島の先端が枇杷崎である。
 枇杷崎と関係があるのかどうか、このあたり、長崎半島の東岸側では枇杷(ビワ)栽培が盛んなようだ。左図で、クスノキの手前で黄色い花をつけているように見えるのもビワである。
 一見、花のようだが、実は花ではなく、若い果実を保護するためにかぶせた黄色い紙袋である。しかし、遠目には花が開いたように見え、ビワ畑を遠望するときには、これはこれでまた良い風景のように思われる。
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