ページタイトル:大滝小滝大明神のアカマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:大滝小滝大明神のアカマツ 名称 大滝小滝大明神のアカマツ
    (おおたきこたきだいみょうじんのあかまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岩手県久慈市小久慈町
 〃 3次メッシュコード 6041−15−88
 〃 緯度・経度 北緯40度09分16.3秒
           東経141度43分37.8秒
久慈市指定天然記念物(1985年8月1日指定)
撮影年月日 2017年5月12日

注1)久慈市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 長内川(おさないがわ)左岸、滝ダムの下流450mほどの高台に稲荷神社があり、そこに左図のアカマツが立つ。(地理院地図に神社マークあり)
 案内板によると、この稲荷神社の歴史は浅く、大正9年(1920)、常盤商会が砂鉄採掘の安全と会社繁栄を祈願して勧請したものらしい。(これとは別に設置された赤御影石の石碑には昭和2年(1927)勧請とあり、どちらが正しいか不明)
 その後、滝ダムが建設され、湖底に沈むことになった大滝小滝大明神をここに遷宮したため、このアカマツは「大滝小滝大明神のアカマツ」と呼ばれるようになった。
 現在、砂鉄の採掘は終わり、神社の近くには宮城建設(株)の砕石工場がある。神社の参道も、砕石工場の駐車場から続いている。(事務所にひと言断わってからマツを見学)
 枝が片側に偏するきらいはあるものの、なかなか立派なアカマツである。
 松枯病が猛威を振るい始めて以来、全国の名松が次々に失われてしまった。いまやこれだけの大きさのマツは貴重と言える。
 是非とも長生きしてもらいたいものだ。
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