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名称 太田のイヌグス (おおたのいぬぐす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 タブノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県石岡市太田(注3)
〃 3次メッシュコード 5440−31−66
〃 緯度・経度 北緯36度18分21.2秒
東経140度11分50.0秒
石岡市指定天然記念物(1972年11月7日指定)
撮影年月日 2013年2月24日
注1)1984年3月に旧八郷町教育委員会が設置。その後、合併に伴い、設置者名を石岡市教育委員会に訂正
注2)環境省巨樹データベース(2008年調査)による
注3)2005年10月1日、石岡市に合併。旧行政区は新治郡八郷町
イヌグスはタブノキの異称。
一般に、イヌビエ、イヌタデなど、「イヌ」がつく名を持つ植物は、「似てはいるが性質は劣る」ことから名付けられた場合が多い。
イヌグスの名も、クスノキ科の常緑樹だが、芳香がないなど、クスノキよりも低位に見られていることを示しているのだろう。
しかし、それは人間の都合による感想であって、もちろん、生物としての優劣を意味しているのではない。現にタブノキは、クスノキよりも耐寒性に優れ、積雪に見舞われる北陸地方にも分布することができた。
そもそも、こんなに立派な姿を見せつけられては、誰も劣っているなどと思うまい。
笠間市との境界近く、山間(やまあい)の農地の一角に立っている。 |
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