ページタイトル:太田八幡宮の大銀杏 サイトのシンボル

画像:太田八幡宮の大銀杏(幹と並ぶ)


画像:太田八幡宮の大銀杏(銀杏と社殿)


画像:太田八幡宮の大銀杏(奉納された「乳房」)
 奉納された「乳房」
名称 太田八幡宮の大銀杏
    (おおたはちまんぐうのおおいちょう)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県和賀郡西和賀町沢内太田(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5940−16−00
 
〃 緯度・経度 北緯39度25分35.6秒
           東経140度44分49.9秒
沢内村指定天然記念物(1969年12月5日指定)
撮影年月日 2008年8月6日

注1)天然記念物指定名称は単なる「大銀杏」。それでは他のイチョウ巨木と区別しにくいので、所属する神社名を冠した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年11月1日、和賀郡内の2町村が合併して西和賀町誕生。旧行政区は和賀郡沢内村





 旧沢内村役場の南700m、真宗大谷派(お東さん)碧祥寺と浄土真宗本願寺派(お西さん)浄円寺の間に太田八幡宮がある。寛治元年(1087)、重覚院なる修験者が創建したと伝えられている。
 社殿の少し手前、周囲に少し空間をとって、大イチョウが立っている。伝承によれば、上記の重覚院が神社創立の記念樹として植えたとか、源八幡太郎義家が、秋田から山越えをしてこの地に達したとき、持ってきた杖を植えた(御多分に漏れず、当地でも上下反対に植えたため逆イチョウになったとしている)とかの伝承があるようだ。
 ご覧のように、堂々たる体格の大イチョウである。ギンナンが見えないので、雄株だと思われる。ひこばえも少しみられるが、ときどき整理して、化粧直しをしているのだろう。幹がひこばえに隠れて、風格を損なうまでには至っていない。
 一部、表皮に抉れた部分があり、黒く焦げている。焦げは縦に伸びるだけでなく、枝の方にまで伸びているので、落雷ではなく、火災によるものかも知れない。
 根の回りは緑の絨毯。これは、苔と、チドメグサが覆っているため。大きな草を抜き続けているうちに、自然にこうなったのだろうが、足を踏み入れるのを躊躇したくなるほどに美しかった。
 細枝に、乳房をかたどった紅白の袋が数個取り付けられていた。ここでも豊富な母乳を願う信仰があるようだ。
 この大イチョウの葉が黄に染まって落ちてから21日目に根雪が降ると言われている。
 長い間、住民の暮らしと一緒に、生涯を歩んできた大イチョウである。
(起源伝承をはじめ、各所に案内板の記述を引用した)
 
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