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名称 大杉神社の次郎杉
(おおすぎじんじゃのじろうすぎ)
名称の典拠 現地の樹名板を参考(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県稲敷市阿波(あば)(注3)
〃 3次メッシュコード 5340−73−40
〃 緯度・経度 北緯35度57分11.5秒
東経140度23分00.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年5月22日
注1)神社では古くよりこのスギを「次郎杉」と呼んでいるようだ。「次郎杉」は珍しいが、「太郎杉」は各所にある。そして、大杉神社にもかつて「太郎杉」はあった。私がそれを呼ぶには、神社の名を冠したことだろう。そこから演繹して次郎杉もそれに倣うことにした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)2005年3月22日、稲敷郡内の3町1村が合併して稲敷市誕生。旧行政区は稲敷郡桜川村
大杉神社の背後にある大駐車場の奥、玉垣に囲まれて、次郎杉と名付けられた大杉が立っている。ここにはスギのほか何もないから、スギそのものが御神体とされているのだろう。
なぜ次郎杉かというと、上に述べたように、これよりもっと大きなスギがあったからである。
近くで焚き火をしておられた神社関係者に尋ねたところ、寛政年間(1789〜1801)に、西隣の神宮寺村で起きた火災が飛び火して社殿を焼失する事件があったとのこと。その際、社殿の東に立っていた太郎杉も燃えてしまった。社殿西の三郎杉は風上側にあったため助かり、次郎杉は少し離れた低地にあったため、被害が及ばなかったという。
霞ヶ浦からは3kmほど離れているのだが、大杉神社の大杉は、霞ヶ浦を航行する際の目印になったということである。 |
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