ページタイトル:大沢の大椎 ロゴ:人里の巨木たち

画像:大沢の大椎 名称 大沢の大椎 (おおさわのおおじい)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スダジイ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2) 実際はもっと大きい
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 千葉県茂原市大沢(新田)
 〃 3次メッシュコード 5340−12−80
 〃 緯度・経度 北緯35度29分15秒
           東経140度15分31秒
茂原市指定天然記念物(1982年3月30日指定)
撮影年月日 2014年5月16日

注1)天然記念物指定名称は単に「大椎(おおじい)」。それでは他のシイ巨木と区別できないので、私のサイトでは地名を冠して呼ばせてもらうことにする
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注3)1990年3月26日に茂原市教育委員会が設置した案内板による





 大沢の新田地区。旧家の長屋門前に立つスダジイ巨木。すぐ横を道路が通る。
 幹の基部には大小の瘤がたくさんあり、歴戦の老将を思わせる力強い姿だ。大きさも、上記幹囲データよりずっと大きい。
 かなりの樹齢を経たようで、根元には空洞ができている。案内板によれば大人5〜6人が入れる広さだという。また、幹上部にも洞(うろ)があり、ミミズクが営巣することもあるらしい。
 昭和(1926〜89)の初め頃まで、大シイはもう1本あった。2本の大シイが門の左右に並ぶ姿は、「偉観を呈していた」そうだ。
 相棒は台風で倒れてしまった。残念だが仕方がない。
 せめて、残る1本には、長生きしてもらいたいものだ。
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