ページタイトル:大野観音堂のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:大野観音堂のケヤキ

画像:大野観音堂遠望
 茶畑の向こうの赤い屋根が観音堂

画像:大野からの眺め
 大野集落からの眺め。遠くに見える斜面の緑が薄い場所にも集落がある
名称 大野観音堂のケヤキ
    (おおのかんのんどうのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県美馬郡つるぎ町一宇字大野(注2)
 〃 3次メッシュコード 5034−70−26
 〃 緯度・経度 北緯33度56分26秒
           東経134度04分19秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年7月31日

注1)環境省の2000年フォローアップ調査結果より
注2)2005年3月1日、美馬郡内の2町1村が合併して「つるぎ町」誕生。旧行政区は美馬郡一宇村(いちうそん)





 四国山地には、地理で学んだいわゆる壮年期地形が多い。山は尖り、主要河川の流域では、深いV字谷が形成されている。谷底の平地は無いに等しい。必然的に、人々は斜面を切り開いて、そこに集落を作る以外にない。大野もそのような集落の典型の一つだ。
 集落内を貫くつづら折りの道を終点まで行ってみたが、観音堂が見つからない。道路に面してはいないのだ。
 集落最上部近くにお住まいの方にお聞きして、およその位置がわかった。そのあたりをうろうろして、観音堂をみつけることは出来た(左中図)。しかし、今度は、そこに至る道がわからない。
 観音堂が見えるあたりに人家がないので、少し下の家で尋ねることにした。主参道は、下から登るように作られているに違いないと思ったからだ。
 家には、私よりも少しだけ年配のご夫婦がおられた。たいへん親切なご夫婦だった。
 私が予想した道がまさしく参道だ、ということだったが、ここから歩くのでは大変だ。上の道から下った方がずっと早い。ただ、その入口が分かりづらい。ということで、ご主人が私の車に同乗して案内して下さることになった。
 巨木探訪をしていて、あちこちで人様のお世話になることも多いが、ここまでして下さることは滅多にない。四国人の「お接待」の心が身にしみてありがたかった。
 確かに、土地の者でなければ、まず見つけることが出来そうにない道だ。適当な目印もなく、私にはうまく説明することができない。やはり現地でお尋ねになっていただく以外になさそうだ。
 ケヤキは観音堂に向かって左手。2本の融合木だと思われる。
 アプローチが分かり難いからだろうか、つるぎ町発行の「つるぎ巨樹王国」パンフレットには掲載されていない。
 知る人の少ない大ケヤキである。
 
ボタン:徳島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る