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画像:大室のシダレヒガン_1

画像:大室のシダレヒガン_2
名称 大室のシダレヒガン (おおむろのしだれひがん)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 長野県安曇野市三郷小倉(南小倉)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5437−26−97
 
〃 緯度・経度 北緯36度15分00.0秒
           東経137度50分16.1秒
三郷村指定天然記念物(1976年3月15日指定)
撮影年月日 2006年4月29日(上)
         2006年4月22日(下)

注1)1993年3月に設置(設置者不詳だが、多分三郷村教育委員会が設置したと思われる)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)所有者が近くに設置した石碑の碑文より
注4)2005年10月1日、東筑摩郡と南安曇郡にまたがる5町村が合併して安曇野市誕生。旧行政区は南安曇郡三郷村





 降幡さんの墓地に立つシダレザクラ。
 サクラの近くに一族が建てた石碑がある。
 その碑文に、「春は更なり夏は沈思の趣、冬の柳糸はこれ風流解脱の相ならずや」とある。サクラに寄せる思いが偲ばれる。
 しばらく前までは、サクラと双樹をなすアララギ(=イチイ)大樹があったらしいが、今はない。
 そして、かつて「枝は高く広がりて一望の視野に余る」と謳われたこのサクラも、すっかり老いてしまった。
 近くにお住まいの方に伺ったところ、昨2005年夏に大枝をみな切ってしまったそうである。幹囲もデータほどはなさそうに見えた。
 諸行無常。まして生きもの。生命に限りがあるのは承知しているが、碑文を建立した人々の愛情に応えて、少しでも長生きしてほしいものだ。
 
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