ページタイトル:大元神社のカツラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:大元神社のカツラ 名称 大元神社のカツラ (おおもとじんじゃのかつら)
名称の典拠 ルート途中の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 12m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 島根県大田市温泉津町井田(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−43−10
 〃 緯度・経度 北緯35度01分02.4秒
           東経132度22分30.7秒
大田市指定天然記念物(1992年5月11日指定)
撮影年月日 2016年3月29日

注1)1993年3月に旧温泉津町教育委員会が設置
注2)上記案内板による
注3)2005年10月1日、大田市(おおだし)に合併。旧行政区は邇摩郡温泉津町(にまぐんゆのつまち)





 石見高野寺(いわみたかのじ)の南南東約1.1km。井尻川左岸の山中に立つカツラで、案内表示が皆無ではないのだが、アプローチがとても分かり難い。カツラを訪ねたいと思ったら、地元でお尋ねになるのがよいと思う。
 樹名の大元神社は、かつてそこに大元神社があったということらしい。今はカツラの根元に小さな石祠があるのみで、大元神社は、地図に載っていないし、島根県神社庁にも登録されていない。だから、神社を探そうとしても、徒労に終わることと思う。
 私も、地元の方に教えていただいて、なんとか辿り着くことが出来た。
 カツラへの山道は、一軒の旧家の裏手から続いている。よく整備された山道である。
 途中、イノシシを見かけた。私の気配を察したか、それとも熊除けの鈴の音に驚いたか、1頭のイノシシが逃げるのが見えた。「ヒトは恐ろしいのだぞ」と知らしめるため、追い打ちをかけて、2本のストックを強くパチンと打ち鳴らしたら、足元近くからさらに3〜4頭が逃走。その存在に全く気がついていなかっただけに、かえって私の方がびっくりした。
 なかなか立派なカツラである。苦労して訪ねる価値は十分にある。
 1本の太い幹が倒れていた。ずいぶん前に倒れたらしく、シダをはじめ、多くの植物が着生していた。
 それ以外には、折れた形跡が殆ど見当たらない。
 元気の良いカツラのように思われる。
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